トランスファー騒動

ここ最近あまりにもゆるく生活していたせいです

成田からトロントまでは乗客もCAさんも日本人が多く

まだまだ日本気分だったのに

乗り換えのためカナダ／トロントに到着した途端

ぽいっと別世界に放り出されました

入国審査と税関をとりあえず通過

預けた荷物を一旦ピックアップするのに

スーツケースと段ボール一箱だからカートが必要で

カートレンタル$２

金とるの!?

小銭がない, クレジットカードの使用方法がわからない

何度カードを通しても機械がうんともすんとも言わないから　ううう

（そのへんの人を捕まえてやってもらったらシュッとやってガチャンとカートを取り出すだけの超簡単作業だったけど）

段ボールが流れてこない

（そのへんの人に聞くと、あっちだと指をさされ特殊な荷物用の裏のレーンに流れてきていたけど）

見つけた時 思わずやったぜ!と

教えてくれたおじさんに親指を立てた いえーい

そして時間がない

到着が遅れたために次の搭乗まであと５分

走る

ひゃーーーーー!!!

走る

too lateと言われたよ

予定のフライトに間に合わなかったよ

一本あとのフライトにまわされたよ

急いで再び手荷物チェックを受けると

トロント行きの機内で入れてもらったお湯（カモミールティー）が水筒に残ってて

今すぐ飲むか捨ててきな といわれ ちくしょうトイレに駆け込んだ

そして水筒をひっくり返すと中から

茶葉のもれた湯がどばどばっと出てきて洗面所はハーブにまみれた

詰まってるーーー!　

あわわわわ 変なハーブと間違われたらどうしよう!!

手拭き用の紙でせっせと拭き取る

オーケー！次！

現地のお迎えに連絡しなくては! 追加料金とられるー!

ネット！ネット！

フリーWi-Fiをつなぐのにモタモタ

うう

つながった

18時以降は電話連絡だとー!?

うう 電話‥‥

小銭ない

クレジットカード使う頭がなくて

そこらへんにいるカナダ人のいい人そうな人を選別して声をかける

電話を貸してくれ!!と

一人目 年配のご夫婦

「おお、悪いが僕たちも日本から着いたばかりで何も持ってないんだ」

二人目 赤いポロシャツのビジネスマン

「おお、貸してあげたいのはやまやまだけどご覧の通り充電切れさ」

やばいやばい

そして三人目 空港スタッフらしき女性イザベラ

「長距離電話だから長電話は困るけど、OKかけてあげるわ」

女神だ

そして無事送迎に連絡がつき

用件だけ伝え 一瞬で電話を切ってイザベラに返した

イザベラは同じフライトに搭乗するAir CanadaのCAさんだった

なので機内で顔を見るたびにとりあえずセンキューセンキューと言っておいた

もう疲れていてセンキュー以外の言葉が何一つ浮かばない

 隣のカナディアンカップルはビールを飲みながら読書をしていた

いいなあ

そういえば,モントリオール行きの搭乗待ちのとき

奥の席から順番に搭乗してください

27〜32のシートの方どうぞ先に というアナウンスがかかり

もうろうとしていたせいか

「このフライトはもはや27人から32人しか座れません

　争奪です。走って席を確保してください」

と言っているのかと思ってひとりで焦っていた

モントリオールに到着後また荷物が出てこない

みんなの荷物が出てこない

地元の若者たちもイライラしているぜ

やっと届いた段ボールはぼっこぼこだしね

その後無事ピックアップしてもらいステイ先に到着

時刻は23:00過ぎ

福岡のフライトから実に21時間ちょい

ホットミントティー ハチミツ入りをいただいて

寝たよ

ああ海外って大変だね