ここ数週間のこと

パリに戻った

少しさかのぼり, 9月3日火曜日

パリ郊外のMAC/VAL, ヴァル・ド・マルヌ現代美術館へ

郊外かつバカンス明けの新学期だったけどそれにしても人がいなかった(笑)

作品数はそれほど多くもなく

人によっては物足りないかもしれないけど

わりと新しいめのものが

ひとつひとつとても広い空間に贅沢に展示されていてシンプルで

とってもいいところだった

インコをモチーフにした映像作品がツボにはまり

繰り返し見ては同じ場所でずっとにこにこしていた

館内にある図書館ではいろいろなアートブックと一緒に絵本がたくさん

そこでは係の人にお気に入りの絵本をおしえてもらったり

作家手作りの一点ものを奥から出してもらったり

人がいなかったおかげでゆっくりとお話ができた

私が気になっていた絵本のメモや写真などを後日メールで送ってくれるなど

とても親切なお姉さんだった

お天気もよくてひとりで知らない場所にいって出会いがあって

いい一日だったな～

夕方はまた運河のそばでよく冷えたロゼを飲み

夜はレンズ豆のサラダをパセリたっぷりでいただいて

料理のセンスってこうゆうことか～と感心していた

翌日9月4日からはボルドーへ

雲一つないいいお天気の中約3時間TGVで移動

これまた4年ぶりの友人夫婦との再会

二人の子供(3歳と1歳半の男の子)とは, はじめまして

そこからパリへ戻るまでの約2週間

共働きの夫婦のかわりに子供を見る時間がたくさんあった

アンパンマンとトトロと日本昔話を全部あわせて100回ぐらいみた

正直ぐったりもうぐーの音も出ないぐったり

おかげで子供をお風呂に入れたりおむつも代えられるようにもなり

だっこも上手になったけど

やっぱりあやしたり叱ったりなんかはお母さんみたいにすんなり

受け入れてはもらえず

ワガママや泣き叫ぶことが理屈では解決しないことを学んだ

ふーーーー

疲れた！

しかしこちらのリクエスト, フランスの家庭料理を食べたい！

には期待以上に応えていただき

ワインもビールも至れり尽くせりだった

本当に感謝

ありがとう

滞在中にボルドー現代美術館に行った

そこは古い古い歴史ある石造りの建物をそのまま利用しているので

館内は教会のようなお城のような

仕切りがなくて広くておごそかで, 

控えめな照明の中に展示された現代アート

そのギャップにやられた

サーカスみたい

派手ではないけど神秘的でよかったなぁ

そしてボルドーを発つ3日前にカメラをなくして落ち込んだ

もう手元に戻ってはこないだろうカメラを忍んだ

カメラをなくした日, 訪れたカプサンのマルシェでは

マルシェの中にワインやチーズが, 買い物ついでに楽しめる

気軽なカウンターだけのバーがいくつもあって

かわいく盛られたタパスなんかに大興奮だった

ごそごそ動く子供の世話で立ち寄って一杯どころではなく

後ろ髪ひかれながら, せめて写真ぐらいはとパシャパシャと撮っていた

街の花屋さんの軒先に紫の花々と一緒にいたセキセイインコも可愛かった

3日分のデータごと失い愕然としたけれど

もういいや

まめにパソコンにおとしておいてよかった

大事な写真はちゃんと残ってるし

マルシェの風景もちゃんと記憶している

むしろこれからは写真なんかとらないよ！身軽でいいじゃん！

...

ううう

首や腕の湿疹も気がつけば毒素が全部抜けたのかかゆみがなくなっていた

と思って油断してたらまたデコルテにぽつぽつって！

なんじゃこりゃー！

あとは蚊との戦い

対ボルドーの蚊でかゆみ止めを持って来ていてよかった

これぞ４年前の学習だよ

でも夜な夜なかゆいし

プーンと耳元で聞こえるとやっぱりイラっとした

最後の日曜日の朝には大喧嘩もした

なんだかへんてこな展開であわわと思ったけど

そのまま荷物まとめて帰ってやろうかとも思ったけど

フランスの移民問題の話でもめるなんて, ははは

それから近くの大きな公園で子供たちといっぱい遊んで

帰ってメドックのいいワインをあけて

乾杯して仲直りした友達と子育ての話とかして

そんなこんなでボルドー2週間の奮闘は幕を閉じた

米もっていきよしと米を持たされ

電車の中で食べよしと冷麺とゆで卵を持たされた

最後の最後まで移民問題の補足をされながら別れた

彼女を知る人ならきっとわかる, あのパンチ系(笑)

子供たちは泣き叫び別れを惜しんでくれた

少しフランス語が聞き取れるようになった気がする

ラーとかルーとか

ヨーロッパに入ってからうすうす気付いていたけれど, 太った

前髪のカット失敗した, ガタガタで斜めで短い

あきちゃん助けてー

パリはやや寒いぜ

今日からの充実プランをまた練ろう

よし！